研究室紹介

平成28年4月より大学院が始まり、小児看護学領域のスタッフは4名になりました。新しいメンバーの鵜野先生は、小児看護学領域のみでなく成人看護学領域も一部担当しているので、連絡をマメにとりながら意思疎通を図っています。

学内にいるときには一緒に昼食をとるように心がけています。忙しい毎日の中でも、仕事のことやプライベートのことなど共有し、毎日笑いの絶えない食事時間を過ごしています。

小川純子 教授 看護師、保健師、看護学博士
伊藤奈津子 助教 看護師、保健師、助産師、社会学修士
鵜野澄世 助教 看護師、学術修士

どうして、「小児看護」を専門とするようになったか

小さいころの入院体験や、聴覚障がいの子ども達と触れ合った経験から、病気や障がいをもった子ども達がその子自身が主体的に生きていくことを助ける仕事がしたい、と考えるようになりました。最初は、養護学校の先生か、小児科医か、心理系の仕事か悩んでいました。浪人時代に、ナイチンゲールの「看護師には、患者の自然治癒力が発揮できるように患者の最良の状態に保つ役割がある」という言葉に出会い、小児科の看護師になろうと決め、看護学部に進学しました。大学病院での実習で小児がんの子ども達と出会い、それ以来小児がんの子どもの主体性に関連した研究を継続しています。(小川純子)

病気や障がいを持ちながらも在宅で生活をしている方のお手伝いがしたいと思って看護師を目指しました。訪問看護に興味があったのです。ですから、地域看護領域の実習をとても楽しみにしていました。地域看護学実習では、山の中にある小さな町役場に実習に行きました。そこで新生児訪問などに同行させていただきました。その時に、将来地域で働くならば母子保健も勉強しておかなければいけないと感じ、助産専攻科へ進学しました。

助産師になったのだから、お産も経験をしておかないと・・・と都内の総合病院の産婦人科に就職しました。そこの病院では、1つのフロアに産婦人科と小児科がありました。3年目くらいになると、小児科へもお手伝いに行くようになり、そのうちに子どもの魅力に取りつかれて今に至ります。

最初から「小児」を目指していた自分ではありませんが、今では小児に関われる仕事ができる幸せを日々かみしめています♪ (伊藤奈津子)

幼少期から看護師にあこがれていました。通院体験や身内の入院などを通して、しだいに看護の道に進むことを意識し始めました。看護学生の時には、実習で白血病のお子さんを受け持たせていただきました。その時の思い出がこころに強く残っていて、就職時に小児病棟を希望しました。ですが、実際に配属されたのは救命救急センターICUでした。3年間そこでがんばった後、やはり小児看護に関わりたいとの思いから、思い切って病院を変わりました。小児専門病院に勤めれば、どの病棟に配属されようとも絶対に小児看護に関わることができると考え、小児看護の世界にとびこみました。(鵜野澄世)

小児がん患児のためのモバイル機器を用いた身体活動促進・継続プログラムの開発 千葉小児がん看護勉強会 淑徳大学